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渡瀬裕哉先生の出国税が消費増税につながる、怒りの解説が非常に解りやすく納得出来た

YouTube【1月27日配信】
 渡瀬裕哉のメディア切り捨て御免!「デフレ下の消費増税が許される理由とは?」
 波田大専【チャンネルくらら】より

※ 動画内の資料と解説コメント(一部抜粋)です。

(波田大専)
 今日は、国内のニュースということで、新税ですね。新しい税金が導入される。地価税が出来てから
 27年ぶりに新しい税金が課税されますが、このニュースに関して、渡瀬先生、怒りを抑えきれない
 ということですが、如何でしょうか。  

(渡瀬裕哉)
 いつもアメリカの話ばかりしているんですが、このニュースだけは、譲れないなということです。
 折角ですので、メディアぶった斬るということ(番組)なので、 NHKが、丁度このニュースを
 年明けにやっていた、この話をしたいなと思っています。  

 日本からの出国時に1人1000円の負担を求める「国際観光旅客税」の徴収が7日、全国の
 国際空港や港湾で始まった。国税としては1992年の地価税以来、27年振りの新税。政府は
 2019年度で500億円の増収を見込んでおり、旅行環境の整備などに活用して訪日客の増加を
 目指す。(毎日新聞2019.1.9)

 出国税というのは、正式名称を「国際観光旅客税」というんですよ。日本人も外国人も関係なく、
 日本から出国時に1人1000円取ろうよ。予算が大体400~500億円の間くらいなるんじゃないと
 言われている税金です。  

 この税金なんですけれど、外国から日本に来る人のサービス、要は出入国を手早く出来るように
 顔認証システムを作ろうとか、もしくは、国内で多言語対応にしようとか、そのような話に使うと
 言われて新しくできて導入されたものになる。  

 ふざけるな!という風に思っていますね。元々、結構海外に行くんですよ。全部基本的に泣けなしの
 ポケットマネーで行くんですよ。別に国からの予算とか貰ってる訳じゃないので。
 その僕から1000年取るのか?まあー良いんですけれど。要は、国は1000円が安いからまあイイジャン
 1回1000円くらいという話なんですよ。海外に行くから1回1000円くらい取っても良いだろうと
 導入して訳です。  

 勧告の基準となる民間給与実態調査で民間の水準が国家公務員を上回ったため、引き上げ
 勧告となった。民間と大きな差がある初任給を1500円上げるなど若年層に重点配分する。
 勧告の対象は国家公務員だが、地方公務員にも影響する。財務省などの試算によると勧告
 通りに上げると国家公務員で約360億円、地方公務員で約790億円の予算が19年度に必要に
 なる。(日経新聞2018.8.10)

 先ほど言ったように、400~500億円なんですね。じゃー今年の公務員の給与を幾ら上げたんだよ!
 という話で、人事院の勧告で国家公務員は360億円くらい上がっていて、それに準ずるように地方
 公務員は790億円も上がっているです。合計で1,000億を超えている。
 給与を1,000億超えて上げられるのであれば、半分にして新しい税金を作るなと思いません。
 どうなっているんだ!という話なんです。
 しかも、これ日本人と外国人に関係無く取るんです。税金という形にすると、租税条約というのがあって、
 日本人であろうが外国人であろうが税金を取るのに国籍を差別してはいけませんと決まっているんですよ。
 だから、両方から1,000円ずつ取りますという話なんですけれど、でもね手数料方式にすると外国人から
 だけでも取れるですよ。  

 例えば、僕がアメリカに行こうとするじゃないですか。ESTAというのを絶対にやらなくてはいけない。
 出入国管理のシステムに登録しないといけないんですけれど、そうすると、14ドル取られるですよ。

 ESTA(Electronic System for Travel Authorization:エスタ)
 ビザ免除プログラム(VPW)参加国から船舶または航空機でアメリカ合衆国へ入国・通過
 する者に対し、米国入出国カードをアメリカ合衆国への渡航前に、インターネット の
 ウェブサイトで申請することを義務付けるもの

 これって、当然ですけれどアメリカ人は、ESTAに登録しなくて良いでしょう。アメリカ人なんで。
 僕が、ESTAに登録する時に、14ドル払っているのは手数料なんですよ。その14ドル払った内の
 10ドルは、アメリカの観光のプロモーションの基金に行くんですね。
 だから、出入国の時の手数料だよと言えば、取れちゃうんです。外国人からだけ取れちゃうんです。

税金 ・・・日本人、外国人を問わず徴収

手数料・・・訪日外国人のみ徴収

 国は税金ですから、全部1,000円ずつ取らなきゃいけないと話をしているんですけれど、手数料
 方式ならば外国人だけで良いんですよ。
 外国人の為のサービスをやるでしょ。外国人の為の税金なんだから、外国人から取ればイイジャン。
 応分負担なんだから当たり前と思っているんですけれど。

 そういう事で「怒り心頭」なので、この話をしたいなと思っていて、

■ 公務員給与について

公務員給与は全体で約26.8兆円(自衛隊を除いても約24兆円)

 公務員の給与は、全体で26兆円くらいなんですね。国家公務員と地方公務員を合わせて。
 地方公務員が、20兆円くらいなんです。平均給与は、600万円くらいなんですけれど、
 そうすると全体の0.2%給与を下げる。先ほど説明した、上げる分の半分でも良いんです。
 上げる分の50%分をこれ(出国税)に充てれる事によれば、その額は、月額1,000円
 なんですね。1,000円が安いと思うのであれば、そうすれば。自分たちで払えよと思う
 わけですよ。
 

年間12,500円・月額約1,000円程度の給与削減で約500億円捻出可能
(平均600万円で計算)

 これというのは、何かというと「大きな政府」の発想だなと思っている。減税とかは、ガンガン
 すれば良いと思っているです。そういう財政はちゃんとやるべきだと思ってる。

■ 観光庁の予算が増えるとどうなる?

 税金を取らなければ、何も出来ませんというような話なんですよ。観光庁の予算もこの新しい
 税金が増える事によって、元々のなんと3倍増くらいしている。

観光庁の予算は前年度の2.4倍の666億円に増

 何と言うんですかね、税金が手に入るから使おうよという話なんですよ。これね、すごく面白い
 のは、いままで観光庁というのは、予算を使って何をやっていたんですかというと、基本的には
 海外の広告代理店とかPRをやる会社とかにお金を払って、外国人ドンドン来て下さいみたいな
 ことをやっていた。
 それだけではなくて、今度新しい事をやるからもっと予算をよこせ。新税を取るという話なんです。
 プロモーションなどに今までかけてきた予算があるじゃないですか。それで何人(の外国人が)
 来たんだよという話なんです。単に隣の国が金持ちになったから沢山きているだけでしょ。
 あなた方が予算を使ったから来たんですか?本当に!

昨年度『訪日プロモーションの強化』に87億100万円

 可哀想だから、ちゃんと見ようと思って、国土交通省のHPで観光関連の政策評価、何に幾ら使って
 いて、どのような効果があったかというのを見てみた。
 中身がスッカラカンで、一体この予算が何で観光客が増えたことにつながっているのか全く解らない
 状態で、新税を要求してくる。何を考えているんですか?という話だと思う。

不必要な税金ではないのか?

 そもそも税金を新しく作って、取る必要があるのか?もう一つは取るにしても外国人の為の予算
 だから日本人から取るなよ。手数料で外国人から取れば良いでしょうという話じゃないかなと
 思っている。

 言ってみれ、1,000円というすごく小さな金額の話なんですけれど、こういうのが「塵積(ちりつも)
 なんですよ。
 こういうのを容認しているから、消費税が上がるんですよ。基本的に税というのは、薄く広く取る
 ことによって、それを一部の人たちに蒔く。その一部の人たちは、すごく強力に税を維持しようと
 いう話になる。

有権者がデフレ化の消費税を容認してしまう理由

 薄く広く取られた人たちは、安いからまあー良いやという話になるわけですよ。このマインドが、
 消費税増税となにつながっていくんですよ。

 これは小さな話なんですが、こういう税金の森林環境税という他のも出来てくるんですけれど、
 国民から薄く広く取っていこうというのをドンドン作っていく。

 そういう事を許していくというのは、実質的に消費税を許しているのと一緒だという話と思って
 欲しいなという事で「怒りの話」という事で今回、取り上げてみました。

 有難うございます。強い怒りが伝わって参りました。
 ところで、これは観光促進用の財源という事で徴収する訳ですけれども、これは全部観光予算として
 使われるという認識で宜しいでしょうか?

■ 出国税約500億円の使いみちは?

 この出国税、国際観光旅客税というのは、基本的に一般財源なんですね。だから、本当は他のもの
 にも使える。
 ただ、作る時の名目として、観光財源に使わないといけないよという答申みたいなのを出して、
 それに使途を限定しているという問題なんです。
 だから一番最初に顔認証システムとかに使い切れば、後はそんなに設備投資は要らない。そうすれば、
 どうなるんですかと言うと、お金が余る訳です。毎年毎年。

 しかも観光庁の計画によると、2020年には訪日する外国人が4,000万人になって、2030年には
 6,000万人になって、本当かよという感じのバラ色の世界の計画を立てている。
 だから毎年毎年、予算が増える訳です。設備投資が終わっているのに毎年予算が増える訳だから、
 途中で(税金の)運用が緩くなって他のものに使うに決まっているですよ。

 昔、年金をプール作っていたりとか下じゃないですか。グリーンピアというやつなんですけれど。
 あーいうのと一緒ですよ。最初は、観光用のそれらしいものを並べて話をしているけれど、
 最終的には、訳の判らないプールを作ったりするようになるんです。この税金は。

 先ほどの話で手数料だとすると、受益と負担がしっかりしないといけない。外国人が1,000円払えば、
 それで、1,000円のサービスをしないといけないから、ハッキリしている。

手数料・・・使い道が限られる

 何故、税方式にしたかと言うと、税というのは、特にこれ(出国税)は一般財源なので取って
 しまえば、後は何にでも使える。
 実質的に流用できるという意味でいくと、税方式にするよねという話かなと思っている。

税金 ・・・好きに使える(一般財源)

 微々たる400億とかか500億とかの金額なんですけれど、こういうものが積り積もって税金というのは、
 上がっていくぞという話なんです。

 そうなんですね。あわよく騙されてしまうようなところもありますけれど、油断できないですね。

以下、動画が別の話題になりましたので、略します。